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少し間があいてしまいました。あっという間に12月に入りました。
では、つづきです。

40日ほどの休学の後、学校へ行ってみれば……。
各講義の教授や講師からお呼び出し。

一応友人達が事情を伝えてはくれていたのですが、欠席届は本人が手続きを取るシステムです。
1カ月余り、無断欠席という形になっていて、お呼び出しに応じては事情説明。それとメイクアップという補修的な物。
友人達もノートなどを見せてくれたりしましたが、しっかり浦島さん状態。

そんな中、新しい友達ができました。
高校からの交換日記仲間、Wさんとママミントさんはネパールからの留学生Mさんを紹介してくれました。
また晶惺さんは、学生番号が近い二人。彼女たちはご近所どうしで、私たちとは高校が別の所。

(そのうちの一人が、今回の本の表紙を手掛けてくれたデザイナーのさっちゃんです。彼女のデザインをさらに、「心霊探偵八雲」シリーズの表紙デザイナー谷井淳一さんが加工、ロゴも考えてくださいました)

それと晶惺さんの高校時代のクラスメート、Kさん。
彼女にはずっとのちに、原稿の清書をお願いしたことがあります。

ネパールの留学生Mさんは、他の友達たちと一緒に後に私の新しい家に来てくれました。
母と一緒に料理をしたりして、彼女の誕生会をしたことがあります。
お赤飯を作ってくれた母が、日本でのお祝いの仕方というのを、彼女に話していたことがありましたっけ。
でも、お泊りは彼女の寮では許していただけなくて。
母が電話でお願いしてくれたのですが。
ちょっぴり残念で、でも楽しかった思い出の一つです。

そんな友人達に囲まれて1カ月遅れの私の学生生活はスタートしました。
そして、ほぼ同時期に晶惺さんとの合作もスタートすることになります。

それについてはまた……。


テーマ : 雑記
ジャンル : 小説・文学

少し間があいてしまいました。これまでの経過については、プラグイン(サイドバー)にある「カテゴリ」の項目にある「本出版までの日々」から辿れます。
過去記事から順をおって読んでいただけるように設定しています。

では再開。

「Destiny」の誕生秘話でもありますよ。

晶惺さんと合作をしようということになり、まず、どんなストーリーにするかという所からスタートしました。
お互いに色んな案を出し、その中から面白そうなものを色々組み合わせたらいいのじゃないかと。

短大に入る以前から書いていた未来宇宙戦争ものと設定だけしていた話を休学中にうまく融合させて私なりに物語を考えていたものを提案しようと思い、筋書きを練りました。

設定だけしていた話、こちらはある少女が主人公でした。
宇宙人の侵略戦争で負けてしまった地球。宇宙人に支配され、奴隷のような生活をする中、新天地を求めて宇宙に旅立っていくというようなストーリーです。
少女は両親を戦争で失って、父親の親友である医師に引き取られた子です。

このお医者さんがダグラス・ワトソン。
「Destiny」で主人公のエディの後見をしていたお医者さんですね。
で、少女はその時は榊原ジュンという名前でした。

もう一つの宇宙戦記ものの方でも、軍医のハモンド中佐が信子という戦災孤児の養父になる設定でしたから、そこも被ってしまいます。

ハモンドもダグラスもイメージは同じ人。カナダ人の映画俳優さん。
後にコメディアンに転身して人気者になりますが、当時は悪役もやるバイプレーヤーでした。
まだ名前もあまり知られてなかったです。
でも私は大好きで(今もですが)どうしても彼の雰囲気の人を出したいのと、自分と関わってくれたらなあっていう夢みたいな淡い恋心から考えた設定で、今から思うと、気恥ずかしいことなんですが。


ジュンとダグラス、信子とハモンドの関係が「Destiny」ではジェミニとダグラスという形になりました。
少女が日本人でなくなったのは、自分を投影するキャラクターは作らないと、短大生になったのを機に(ちょっと大人になったつもりで)考えたからです。

今までの書き方だと、ただ自分の憧れで話が終わってしまう。そんな気がしていたので。

なので、ジュンも信子もさようなら。
榊原ジュンという名の少女は設定の中にいましたが、私の中ではすでに脇役でしかなくなりました。

ダグラスさんはどうしても外せなかったので、それからン十年、しつこく重要人物の位置を保ってくれてます。




さて……。
では主人公をどうしましょうか。

物語の筋書きによって、どういう立場のどういう性格の人か決まってきます。性別や、年齢も考えないといけないです。

それについてはまた次回


(つづく)


テーマ : キャラクター設定/紹介
ジャンル : 小説・文学

主人公二人ということで、現時点で明らかにできる一人はもちろん「Destiny」でも主役になっていたエディ君です。

このン十年、彼ほど設定が変わった人はいないなあと、よく晶惺さんとの間でも話題になるのですが。

実はこの人、以前の記事で書いていた未来の宇宙戦争物で、端役として登場しています。
名前もそのままエドワード・ウォーレン。
長い話のほんの一部分に登場する空軍のパイロットでした。
その物語では、端役としてだけしか使えなかったのですがいつか彼を主役にしてやろうとたくらんでいたのです。


もとになった設定はいろいろ。
その頃テレビで放送されたある映画の登場人物に、心惹かれてしまいまして。
その頃大好きだった、ハモンドのイメージの俳優さんが一度、私の中からかすんでしまうほど、その役柄にも演じた俳優さん(イギリス人)にも惚れこんでしまったことがあります。

役柄は架空の国のクーデターを起こす、陸軍の大佐。
大佐というにはその俳優さんはかなり若くて当時、30代後半くらい。
たぶんエリート。梯子のような急こう配の階段を昇って来た人と思われます。
奥さんはいなくて幼い娘が一人という家庭。

こちこちのエリートかなと思えば、娘と仲良しで、釣り好き、軍を辞めて釣り三昧の生活をしたいと思っていた所で友達の娘がテロリストの疑いをかけられ、殺されてしまいます。
やがてクーデターを計画し……。
というような物語。

この役柄のイメージから若い将校を設定したのが、エディのもともとの設定でした。
彼がイギリス出身なのは、この俳優さんがイギリス人だったこと。
釣が好きというのも、この映画の中の彼の役柄の一面から。
エドワードという名前はマーク・トゥエインの「王子と乞食」の王子の名から。
エディという愛称は、この俳優さんが以前に出ていたというヘミングウェイ原作の「海流の中の島々」という映画の中の役名から。

こんな風に、キャラクターの設定は色んなものから引っ張りこんできます。
しかし初めはそうでも、実際書き始めてみると、だんだん性格などが違ってくることがあります。

設定した頃は、この俳優さんよりちょっと若いめ、30前後くらいのつもりで考えていました。
言葉づかいも「海流の中の島々」の船乗りっぽい、粗野な感じ。
自分の事もたしか「俺」って呼ばしてましたっけ。

ところがだんだん、その俳優さんへの熱がさめてきました。
書いているうちに、もう一人の主人公と性格もなんだか同じようなのになって来て、差別化しないと二人主人公がいるという意味をなくしてしまいそうでした。

そのうちにまた別の俳優さんが好きになりました。
(はい……。もうお分かりでしょうけれど、私はかなり浮気者です)
ドイツ人のかなり美形さん。
書いているうちにそちらのイメージの方が濃くなっていって、だんだん性格も違ってきました。

かつてのエディの雰囲気は今現在、彼の友達のハンスに受け継いでもらってます。
ただ釣りが好きという部分はそのままのエディですけれど。


またエディの背景を考えていると、少年時代の事が書きたくなってきました。
もう1人の主人公とどういうかかわりであったのか、色々話し合って考えるうち、書こうと思っていたことのはるか前にさかのぼって、物語を作っていくようになっていました。

その流れで、当初の彼からずいぶんかけ離れたキャラクターになってしまいました。
まだまだ変更部分はありますが、まだ発表していない部分を、出版できるかどうかも分からないうちにネタばらししてもいけませんので、この辺りにとどめておきます。




(つづく)






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ジャンル : 小説・文学

晶惺さんとの合作小説の執筆は、青春そのものだったかもしれないです。
周りの友達もそれぞれ何かに夢中になって楽しんでいました。それと同じように、作品世界を語り合い、書くことを楽しんでいました。

その当時はルーズリーフに挿絵も入れて、毎日交代で書きあったり、講義の空き時間に学生食堂の片隅で構想を練ったりしました。
ある程度まで書けたら周りの友達に読んでもらったり、イラストを描いて来ては見せ合いっこしたりして。


ダニエルとヘルマン
lumix 074
エディ
ダグラスとパトリシア
ダグラスとヨーハンの手
(当時の二人のイラストです)


今のようにパソコンがあるわけでもなく、プリンターもあるわけでなく、ワープロでさえ、そんな機械があるそうだけど、100万以上はするらしいという噂を耳にするくらい。できるとしたら英語科の必須科目の英文タイプライター程度です。書いた原稿を相手に渡してしまうと次回って来るまで手元にはなにもありません。
構想自体は一応練っていたけれども、それを文章におこすと、自分が考えてもいなかったようなことが書かれて、帰って来ることがあります。それも楽しみで、わくわくしながら待っていました。


周りの友達も次第に、私たちの世界を楽しんでくれるようになりました。
登場人物のファンもできてきました。

今まで誰かに読んでもらって感想を聞く。
そんな経験がなかったので、そんなことも楽しんで。

やがて第1作が完成しました。
「Destiny」より7年後の物語です。
当時はそこからが始まりでした。

タカちゃんという友達がそれをお姉さんに読ませたいと言います。
「Destiny」で表紙を手掛けてくれたさっちゃんのご近所さんで、やはり私たちに付き合ってくれていた友達です。
少し年上のお姉さんもやはりこういうのが好きなんだそう。
友だちがこんなことをしていると言ったら是非読みたいと。

おそらくそのことがなければ、この後ン十年も書き続けることがなかったのではないか。
今から思うとそんな運命的な出会いがこの後待っていました。



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そんなわけでタカちゃんのお姉さんに読んでもらうことに。
もちろん手元にその原稿がない状態でも、続きの部分を書いていました。

第1作目の続きの所と、過去のお話。
「Destiny」でも登場したラグナロクという組織(その時は別の名前でしたが)との物語。
今では当時の設定とかなり違っていますが、「Destiny」の土台となった話。
この二つを二人で交代で書いていました。

やがてお姉さんから原稿が返ってきました。
B5のルーズリーフ10ページ分のすごい感想つきで。
とても楽しんでくれたということ。
そして疑問に思った事。
付けていた挿絵の批評。
ここは変じゃないかということも、事細かに記されていました。
最後にはお姉さんの手による、ヘスティさん(「Destiny」に少しだけ登場したエディの父の友達です)のイラストが描かれていました。
思ったまま、遠慮なく書いてくださいというこちらの希望通り、厳しい意見もふんだんにあって、本当に嬉しかったです。
それだけこちらの世界に入って来てくれたっていうことですからね。
それに妹の友達というだけで、見ず知らずの人間にはっきりだめだししてくださる気持ちがありがたかったです。

それを読んで、よ~し。もっといい物に仕上げよう。
私たちの中で何かに火が付いた気がしました。

こんな風にもっと色んな人に読んでほしいね。
二人でそんな話をするようになっていきます。

そしてある時の学校帰り、私たちは中学時代の共通の友達Nさんの家へ行くことにしました。
どういういきさつでそうなったのかは正確には覚えていません。

私は小学生の時、近所で子ども会も同じ友達でした。
晶惺さんは中学でNさんと出会い、友達になりました。
で、私たちが合作をしようというきっかけになった晶惺さんと友達の合作メンバーの一人。
共通の友達でありながら、短大まで晶惺さんと知り合うこともなかったために、Nさんは私たちがコンビを組んで、小説を書く間柄であることを知りません。
確かその報告も兼ねていたんじゃなかったかと思います。

Nさんは私たちの話を聞いて、
「本にしたら、どうなん?」
と、提案しました。
「出版ってことだと大変だけど、印刷屋さんで簡単な製本とかしてくれるよ」

そんな情報を得て、ますますやる気に。
それには費用も掛かります。
私たちにはかなりの大金でした。
私は近所の男の子に英語を教える家庭教師みたいなことをしているくらい。
お小遣いも殆どなく、家計が大変な月は小遣いなしの時も多かったです。
それでもどこかへ遊びに行ったり、おしゃれしたりすることもなく、大好きな映画も年に1度くらいに絞って、あとはテレビで放送されるのを待つくらいで、ちょっとずつ貯めていた貯金があります。
それを全部つぎ込んでも、本にしたい。
そんな思いが膨らんでいきました。

執筆中
晶惺さん撮影 白馬の某ペンションで執筆中の私


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プロフィール

AYAKA

Author:AYAKA
「乳癌とエリちゃんに感謝。病気に負けない日々」を綴っていたあやにゃんです。

日々思うこと、自作小説の執筆裏話を中心にお届けします。
不定期更新ですがよろしくお願いします。

アメブロで、猫のウバとブログやってます。
http://ameblo.jp/ayatakelog/
(ウバのひとりごと)
リンクからどうぞ→




武美肖佳&龍未晶惺の名で、学生時代からの親友とこのたび文芸社から本を出版しました。

「DESTINY―遥かなる宇宙より―」
武美肖佳(たけみあやか)
龍未晶惺(たつみしょうせい)

四六版・並製268頁 
定価1,155円(消費税込み)
文芸社
ISBN978-4-286-12296-0

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