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絆に見守られて(本出版までの日々) その22 方向転換

原稿紛失とコンビ解消、コンビ復活を機に、設定は大幅に変わります。

今までは対異星人との戦争後、地球脱出と新天地を求めての旅を中心に考えていました。
けれど、どう考えてもいつか行き詰まりそうでした。
私達自身、この設定に納得していなかったこともあります。

大きな災害に直面して、復興に頑張っている周囲の中で感じた事ともギャップを感じて。
地震や災害が多くてもこの国が好きだし、捨てるなんてできないし。
自分の思いと違うことは書けないし。

その頃兵庫には不死鳥のごとく甦ろうという共通の思いがありました。
兵庫に縁の深い手塚治虫さんの「火の鳥」のように不死鳥をイメージして、たくましく立ち上がろうとしていました。
身近にそれを感じられる所にいたので、なおさら。

それとこれは結婚当初から感じていた事でしたが、主人側の父がもと海軍の軍人さんだったこともあったし、その弟にあたる叔父がシベリア抑留を経験した人であったことも。
当時の人達の悲痛なまでの思い、命を懸けても守りたかった物……。
それらを聞いてきた上は、何だか今までの書き方やストーリーでは生ぬるい気がしてきました。


学生時代出した本を読んだ実家の父が、
「こんなのお遊びでしかない」
と言ったことがありました。
学徒の経験があり、焼夷弾が降る中、死も覚悟したことがあった話、戦後の苦労話は子どもの頃から何度も聴かされていたので、父にはただの面白半分にしか思えなかったのでしょう。

そういう事を経て、何度設定もストーリーも練り直したか分かりません。
結局は当初とは登場人物は同じでも違うものになりました。


新しく書き直すつもりのその話を、私は実家の両親、そして義父や義父の弟である叔父に読んでもらいたいと思いました。
彼らが伝えてくれた思いも盛り込んで、きちんと何かを伝えれる物語にしたいと思ったのです。

けれど、時間が待ってはくれなかった。

実家の父が心筋梗塞で倒れ、入退院が続き、仕事も引退することに。
自分の父親が80で亡くなる直前まで歯科医であったので、同じように生きている間は獣医師でいたいと言っていた父でしたが、まだ60代半ばでのリタイヤでした。

同じ頃、義父も入退院を繰り返し、やがて在宅介護生活に入ります。

震災から何年か経った頃、現実のそういった状況に焦りも覚えていた30代半ば~後半でした。



(つづく)
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テーマ : 雑記
ジャンル : 小説・文学

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Author:AYAKA
「乳癌とエリちゃんに感謝。病気に負けない日々」を綴っていたあやにゃんです。

日々思うこと、自作小説の執筆裏話を中心にお届けします。
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アメブロで、猫のウバとブログやってます。
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武美肖佳&龍未晶惺の名で、学生時代からの親友とこのたび文芸社から本を出版しました。

「DESTINY―遥かなる宇宙より―」
武美肖佳(たけみあやか)
龍未晶惺(たつみしょうせい)

四六版・並製268頁 
定価1,155円(消費税込み)
文芸社
ISBN978-4-286-12296-0

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